●劇団40CARAT 第22回公演
「いばら館のろくでなしのヨウコさん」

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◆あらすじ◆




何処にでもある何処かのひとつの星。
その星の街の片隅に、百年間時間に取り残され、居眠りしている一画がありました。
そこには「居眠り横丁の茨館(いばらかん)」と呼ばれる、百年間続いた男娼らの館がありました。その館はびっしりと茨(いばら)に包まれた薔薇たちのプライドの館でありました。
居眠り横丁って名前にはもう一つワケがあるのです。
それは茨館の美しい気品ある男娼ヨウコはなんと睡眠障害でもって、何かにビックリしたりパニックを起こすと、所構わず居眠ってしまうからなのです。
「わたしマクベス夫人になってやろうじゃない!!」
幼なじみの新友ヴェスの前に落とされた魔女の予言に、そう決意するヨウコ。
そして起きる殺人事件。
人間の心の奥深く渦巻く、どろどろとした感情と隠された悪意。
シェイクスピアのマクベスをなぞらえた物語は、深い茨の森の中で、予定調和では終わらない、意外な結末を迎えることになる・・・・。




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